クラシックギターとウクレレを演奏したり教えたり。逗子 横浜 渋谷 宮崎台。一人でも多くの方に楽器の楽しさを知ってもらえるように奔走中!
こちらの連載は
「定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本」
と連動した動画付き練習ブログとなっています。
本誌の課題曲を上手く弾く為に、
または課題曲で使用されるメインテクニックをよりわかりやすく身につける為に
少しでもお役に立てれば幸いです!
【Lesson30】トレモロとトレモロストロークの練習のコツ!
本誌Lesson29では
トレモロとトレモロストロークというテクニックを
「きらきら星」で紹介しました。
トレモロとは
メロディの音を連続で繰り返し弾き、
音がずっと伸びているかのように聴かせるテクニックです。
番外編ブログでは
主にトレモロのの練習を紹介したいと思います。
今回トレモロストロークについては譜例がありませんが、
動画でコツを簡単に解説していますので
そちらを是非参考にしてみてください!
トレモロは右手のpamiの動きを均等にするのが鉄則です。
よくあるNGパターンとして、
音が団子になってしまっているというのがあります。
どういう事かと言いますと、
まず上手なトレモロは以下のように音(各指)が均等に並んでいます。
p a m i p a m i
団子状態と言うのは以下になります。
pami pami
このように音(各指)が変にまとまってしまい(団子状態)、
動作の合間に変なスキマができてしまっています。
もうひとつよくあるのは以下のパターン。
p ami p ami
上記は親指と他三本の間にも、
変なスキマかできてしまっています。
いずれにしろこの変なスキマが
トレモロを上手に聞こえなくしてしまいます。
原因としましては、
右手の各指の独立していない事とクセがある事が考えられます。
今回はこの各指のリズムのバランスを整える練習をご紹介します。
それでは練習譜例を見てみましょう!
■練習譜例

PDFダウンロードはこちら
譜例はCコードをトレモロで弾いています。
ここではワザと付点にして、
均等ではないトレモロを弾いています。
(動画では各譜例とも4回繰り返して弾いています。)
①と②で付点の位置が逆になっている事に気を付けてください。
このように2種類の付点にして、接近した音作る事で、
各指の瞬発力を鍛える事ができます。
これが各指のバランスにつながるという理屈です。
必ず2種類やるのがポイントです。
人間で言う所の腹筋と背筋でしょうか。
両方弾いて各指のクセを無くしてバランスを整えます。
①の譜例は
タータタータ、タータタータというリズム
②の譜例は
タタータター、タタータターというリズムになります。
特に②の付点は滅多に弾かないリズムなので、
慣れるまで大変かもしれません。。。
それでは動画で確認してみましょう!
■動画
テンポ♩=69で弾いています。
動画の後半では
トレモロストロークのコツと
トレモロの別のコツを
解説していますのでそちらも是非(^_^)
■注意点
・正確な付点になっていますでしょうか?録音して聴いてみましょう!
いかがだったでしょうか。
今回の付点練習、フルートやヴァイオリン等の
単旋律楽器の人にとっては当たり前の練習だそうです。
是非色々な練習に応用してみてください!
効果絶大です。
無理せず練習がんばってください(^_^)

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- 2017/05/05(金) 15:01:17|
- 【番外編】定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本
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「定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本」
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【Lesson29】ナチュラルハーモニクスと人工ハーモニクス
本誌Lesson29では
ナチュラルハーモニクスと人工ハーモニクスというテクニックを
「ラヴィン・ユー」で紹介しました。
ハーモニクスとはフレットの真上の弦に軽く触れ、実音よりオクターブ高い音を出すテクニックの事です。
利用するとキラキラした感じになり、
幻想的だったり、優しい感じを演出できます!
ここでは主に人工ハーモニクスの練習を紹介したいと思います。
人工ハーモニクスは
左手で押さえているフレットの12フレット高い部分を右手人差し指で触れ、
ハーモニクスポイント人工的に作り、右手薬指で弾くというテクニックです。
んー難しいですね。。。
ラヴィン・ユーではイントロに使用しています。
本誌では写真付きで解説していますので是非参照してみてください^_^
人工ハーモニクスは
左手で押さえているフレットと右手人差し指で触れる高いフレットの両方を
把握しないといけないのが難しい所です。
ここでは簡単なコツを、少しご紹介します。
①視線は右手に!
右手の方が複雑な事をやるので基本的に視線は右手に集中します。
逆を言うと左手は見ないでも押さえられるようにしておく必要があります。
②12フレット以降はローポジションと同じ感覚で
ウクレレの構造上、12フレットで丁度1オクターブ上になります。
つまり
12フレットは0フレットのオクターブ上
13フレットは1フレットのオクターブ上、、、
なので、
右手を見ながらもローポジションを弾いているような感覚で指板を見てあげるとよいです。
そうすると左手で押さえているフレットと連動しますので、
弾きやすくなります!
③ポジションマークをつける!
ご使用のウクレレが12フレットジョイントではない場合、
12フレットのネック側面にポジションマークをつけると
場所が把握しやすくなります。
あとはお好みで15フレット等につけてもいいかもしれません。
以上のコツをふまえて、
練習譜例を弾いてみましょう!
■練習譜例

PDFダウンロードはこちら
譜例はドレミファソラシドを人工ハーモニクスで弾いた後、
7フレット、12フレットのナチュラルハーモニクスを鳴らします。
最初の人工ハーモニクスがメイン課題です。
先ほどのコツをふまえると、、
-------------------------------------
①視線は右手に。
②右手を見ながらも弾く時は
12フレット,14フレット,12フレット,13フレット,,,,と考えずに、
0フレット,2フレット,0フレット,1フレットと
ローポジションを弾いているつもりで
ハーモニクスポイントに触れる。
③適宜ポジションマークを。
-------------------------------------
という事になります(^^;
ちなみにハーモニクスは弾弦した後、
ハーモニクス・ポイントに触れていた指を軽く離します。
人工ハーモニクスの場合は右手人差し指を、
ナチュラルハーモニクスの場合は左手で触れていた指になります。
弾いた後に離すくらいで大丈夫です。
それでは動画で確認してみましょう!
■動画
ゆっくりフリーテンポで大丈夫ですので、
先ほどのコツをしっかり意識して弾きましょう!
動画後半でナチュラルハーモニクスのコツも解説しています^ ^
■注意点
・人工ハーモニクス・ポイントをアタマの中でローポジションに置き換えられていますか?
いかがだったでしょうか。
今回の奏法をマスターすると曲の表情が豊かになり、
飽きさせないで演奏ができるようになります。
練習がんばってください(^-^)/

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- 2017/04/30(日) 11:16:42|
- 【番外編】定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本
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【Lesson28】3本指アルペジオのソロウクレレ曲
本誌Lesson28では
3本指アルペジオジによるソロウクレレを「シューベルトの子守歌」で紹介しました。
今回のアルペジオでは親指は使いませんので、
4弦に乗せておきましょう。
基本的なフォームなど、
詳しい解説は本誌を参照してください^_^
番外編では、
3本指アルペジオのソロウクレレを上手に聞かせる為に必要な
各指の強弱の練習をしたいと思います!
それでは譜例の方を見てみましょう!
■練習譜例

PDFダウンロードはこちら
譜例は開放弦を3本指でアルペジオする譜例です。
ずべて同じフレーズですが、
強くする指がそれぞれ違いますので注意しましょう。
譜例内の赤マル部分が強くするポイントです。
その他の部分は弱めに弾きましょう!
各譜例は以下の通りです
①a(薬)指を強く
②m(中)指を強く
③i(人差し)指を強く
④a,m(薬、中)指を強く
⑤a,i(薬、人差し)指を強く
⑥m,i(中、人差し)指を強く
それでは動画で確認してみましょう!
■動画
前半に模範演奏、
後半に簡単な練習方法も解説しています。
動画ではメトロノームを鳴らしていますが、
練習ではテンポフリーで大丈夫です。
テンポよりもとにかく強弱に気をつけましょう!
■注意点
・赤丸の弦の指を強く弾くのはもちろんですが、
その他の弦を意識して弱く弾くことも大事です。
(強弱は比較なので)
いかがだったでしょうか。
今回の奏法は、
コンサートサイズなどの少し大きめの楽器との相性が良いです。
逆に手の大きい男性が無理して小さい楽器で練習すると、
手を傷めたりしかねないので気をつけましょう!
強弱が修得できたかどうかは、
動画の後半でも説明している
”短く区切って交互練習”
がとても効果的です。ぜひ!
練習がんばってください(^-^)/

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- 2017/04/24(月) 23:38:10|
- 【番外編】定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本
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「定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本」
と連動した動画付き練習ブログとなっています。
本誌の課題曲を上手く弾く為に、
または課題曲で使用されるメインテクニックをよりわかりやすく身につける為に
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【Lesson27】ジャカソロ!その2。特殊なテクニック。
本誌Lesson27では
特殊なテクニックを含んだジャカソロを「コーヒー・ルンバ」で紹介しました。
『コーヒー・ルンバ』のゆっくりバージョンはこちら!
コーヒールンバではこれまでに登場した
・ミュートストローク
・ブラッシング
・ハンマリング、プリング
というテクニックに加え、
新しくバトキン奏法とラスゲアードが登場しました。
バトキンは
人差し指と親指の動きを組み合わせて素早い3連符のリズムを弾く奏法です。
ラスゲアードは
小指から人差し指まで1本ずつ順番に開いていき、”ジャララッ”という音を鳴らすテクニックです。
どちらも派手なテクニックで、
ウケもすごくいいので是非修得してみましょう!
今回、番外編ブログではそれぞれのテクニックの練習方法をご紹介します。
詳しい技術的なやり方などは本誌を参照してください。
それでは譜例の方を見てみましょう!
■練習譜例

PDFダウンロードはこちら
譜例は最初の2段がバトキン奏法の練習、
残りの3段がラスゲアードの練習譜例となっています。
ちなみに譜例に記入されている小文字のアルファベットは右手の指記号です。
i→人差し指
m→中指
a→薬指
ch→小指
となります。
左手はブラッシングにして弾きましょう。
内容はゆっくり弾いたあと、素早いパターンを1回弾く。という
練習方法になっています。
1回を確実に成功させることで、正しい動きをスムーズに体に記憶させます。
ガムシャラに練習すると、どうしてもミスの記憶になっていしまうので注意しましょう。
バトキン①
ゆっくり弾いて動きを確認したあと、1度だけ素早く弾きます。
バトキン②
ゆっくり弾いて動きを確認したあと、2度素早く弾きます。①の譜例より瞬発力が必要になります。
ラスゲアード①
ゆっくり弾いて動きを確認したあと、8分音符のリズムでラスゲアード。走らないように注意しましょう。
ラスゲアード②
ゆっくり弾いて動きを確認したあと、16分音符のリズムでラスゲアード。
ラスゲアード③
ゆっくり弾いて動きを確認したあと、『コーヒー・ルンバ』で登場するリズムを弾きます。16分音符より速いです。
意外とゆっくり弾くことの方が、
誤魔化しがきかないので難しいかもしれません^_^;
(特にラスゲアード)
今回動画の後半に説明もありますので、
よろしければそちらも参考にしてみてください。
それでは動画で確認してみましょう!
■動画
段ごとに休憩を入れています。
譜例のリズムは便宜上、拍子をつけてメトローノームも鳴らしていますが、
ゆっくり→速いパターンを1,2回弾く。という
流れが守れていれば、慣れるまでテンポフリーでも大丈夫です。
■注意点
・正確なリズムを刻めているか注意しましょう。
バトキンは正確な三連になっているか。
ラスゲアードは譜例の通り8分音符→16分音符→半拍三連と
リズムが正確に細かくなっていってるか。
いかがだったでしょうか。
このように素早いパターンを正確に1度だけ弾いて、
成功体験を身につけることはテクニックの練習において非常に有効です。
一見すると、ひたすら弾いた方が良いように思えますが、
それだと意外とミスの練習になってしまっていることがありますので
注意が必要です。
加えて動画でも紹介していますが、
このようなテクニックは楽器を持っていない時に少し練習しておくと、
いざ楽器を持って練習した際に意外とスムーズに弾けたりします。
くれぐれも手を傷めない程度に、練習がんばってください(^-^)/

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- 2017/04/15(土) 12:27:07|
- 【番外編】定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本
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こちらの連載は
「定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本」
と連動した動画付き練習ブログとなっています。
本誌の課題曲を上手く弾く為に、
または課題曲で使用されるメインテクニックをよりわかりやすく身につける為に
少しでもお役に立てれば幸いです!
【Lesson26】ジャカソロ!その1。
本誌Lesson26では
ジャカソロを「ジングル・ベル」で紹介しました。
ジャカソロとは
コードストロークとメロディが一体になっているソロウクレレ曲のことを言います。
曲の大半がストロークになりますので、
これまでのソロウクレレ曲より少し派手でにぎやかな印象になります。
番外編ではジャカソロの練習方法を紹介したいと思います!
ジングル・ベルのゆっくりver.はこちら!
ジャカソロもこれまでのソロウクレレ曲と同じで、
やはりメロディをしっかり意識することが大事です。
ジャカソロの場合はコードストロークの中にメロディが隠れているので、
ストロークの角度や強弱でメロディを浮き立たせます。
練習方法としてはまず1、2小節で短く区切ります。
次にメロディのみを親指で弾いて確認します。
そのあとジャカソロにして弾いてみます。
この時メロディのみで弾いていた時とメロディの聞こえ方に大きな差がないようにしましょう!
今回ブログでは上記の交互に弾く練習を譜例で紹介します。
それでは譜例の方を見てみましょう!
■練習譜例

PDFダウンロードはこちら
譜例は”かえるの合唱”になります。
最初にメロディのみを親指で2小節弾きます。
そのあとストロークにしてメロディを弾きます(ジャカソロ)。
ストロークはジングルベル本編でも登場した、
16分音符が混じったストロークです。
少し難しいので右手のダウンアップに気を付けましょう!
加えてストロークの幅で強弱をつけると曲全体が軽快になり聞きやすくなります。
16分音符等の細かい音符は
基本的にはストロークの幅を狭くして弱く弾きます。
16分音符のストロークは
強弱をかなり気にしないとベターッとしたジャカソロになってしまいます。
下図のように毎回4つの弦全てを弾こうと思わなくてOKです。
参考にしてみてください!

それでは動画で確認してみましょう!
■動画
テンポはフリー。
段ごとに休憩を入れています。
最後におまけとして、
かえるの合唱のジャカソロを弾いてみました^_^
ジャカソロに慣れてくると、
題材がシンプルでも意外といい感じに聞かせられます。
本誌Lesson1の譜例を参考にして、
ご自身でアレンジしても面白いと思います!
■注意点
・1弦側のメロディが壊れていないか気を付けましょう!
いかがだったでしょうか。
このように短く区切って交互に弾く練習は、
色々なジャカソロ曲で応用できますので是非試してみてください。
メロディを把握する良い練習になります。
ちなみに今回取り上げた、
かえるの合唱ジャカソロは子供にも教えやすく、
30分くらいで弾けるようになってしまう子もいます。
親子で遊んでみるのも良いかもしれません^_^
ぜひ練習がんばってください(^-^)/

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- 2017/04/04(火) 07:36:20|
- 【番外編】定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本
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「定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本」
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本誌の課題曲を上手く弾く為に、
または課題曲で使用されるメインテクニックをよりわかりやすく身につける為に
少しでもお役に立てれば幸いです!
【Lesson25】ブラッシングとミュートストロークの練習方法!
本誌Lesson25では
ブラッシングとミュートストロークを「スタンド・バイ・ミー」で紹介しました。
ブラッシングとは
コードを押さえている左手の力を抜いた状態でストロークをして
「コッ」という音を鳴らすテクニックです。
ミュートストロークは
ストロークと同時に
右手のショウテイ部分で弦全体押さえることで「チャッ」という音を鳴らすテクニックです。
どちらもリズムにアクセントを加えて、
曲をよりリズミックに表現する為に用いるテクニックです。
本誌の方も是非参考にしてみてください!
どちらも、とてもカッコイイテクニックなのですが、
慣れるまで少し難しく感じるかもしれません。
今回、番外編では譜例を使用せずに練習方法のレクチャーに特化したいと思います!
■練習譜例
今回はナシです。
動画で確認してみましょう!
■動画
前半がブラッシング、後半がミュートストロークになります。
(寝起きで撮影したので眠そうな顔してます。。。)
■注意点
・ブラッシングの際、指は弦に触れている状態でチカラを抜きます。
フレットの山から弦を離すイメージをもつと良いかもしれません。(下図参照)

いかがだったでしょうか。
最初は少し難しいかもしれませんが、
根気よく練習すればきっとできるようになります!
これらのテクニックはジャカソロなどでよく登場します。
ちょこっと加えることで飽きさせない演奏になります。
本誌ではLesson27のコーヒールンバで、
これらのテクニック駆使したアレンジとなっています。
ぜひ練習がんばってください(^-^)/

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- 2017/03/15(水) 17:57:30|
- 【番外編】定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本
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【Lesson24】右手4本指によるコード伴奏!
本誌Lesson24では
右手4本指によるコード伴奏を「デイ・ドリーム・ビリーバー」で紹介しました。
これまでのレッスンのコード伴奏は、
人差し指か親指のストロークでした。
ここでは4本の指を使用してギターのような弾き方で伴奏をします。
そうすることで、ストロークのみでは弾けなかったニュアンスが表現できるようになります。
今回は各弦に指の担当を決めています。
弦と指の担当は以下のようになります。
1弦は薬指(a)
2弦は中指(m)
3弦は人差し指(i)
4弦は親指(p)
上記は今回のコード伴奏に限って担当を決めただけであって、
必ずこのように弾かなければいけないという事ではありません^_^
他の曲のフレーズによっては1弦を中指(m)で弾くようなことも多々有ります。
(例Lesson28 シューベウトの子守唄など)
薬指、中指、人差し指は各弦の下側から指を当てて手首の方に向かって弦を弾きます。
(Lesson6でも少し似たような奏法を学びました。)
親指は今までどおり弦の上側から当てて弾きます。
ぜひ本誌の写真も参照してみてください!
慣れないうちは薬指(a)中指(m)人差し指(i)の3本で、
同時に弾くことが難しく感じるかと思います。
今回ブログでは、薬指から弾き始めて指が1本ずつ増えていく譜例をご用意しました。
指を1本ずつ増やしていく事で、どの指が苦手なのか明確になり、
無理なく学んでいけるかと思います!
それでは譜例の方を見てみましょう!
■練習譜例


PDFダウンロードはこちら
最初は薬指1本で1弦のみを弾いていきます。
次に薬指と中指で1、2弦を。
その次に薬指、中指、人差し指で1、2、3弦を弾きます。
最後にデイ・ドリーム・ビリーバーで学んだシャッフルのリズムに移ります。
音を増やしていく際に、音色が極端に変化しないように気をつけましょう。
丁寧に1本ずつ音を足していきます。
指先に意識を集中して、毎回同じ部分で弦をしっかり捉えられているか気にして弾くと音色が安定してきます。
譜例2ページ目のブルースっぽいフレーズも、
デイ・ドリーム・ビリーバーのオカズを弾いたように薬指と人差し指の2本で弾きます。
では動画で確認してみましょう!
■動画
テンポ80のシャッフルで弾いています。
動画の最後におまけとして”ポロロン”の弾き方を説明しています^ ^
■注意点
・音色に注意しながら指を増やしていきましょう!
・指の爪が引っ掛かる場合は爪の手入れもしましょう。
いかがだったでしょうか。
ストローク以外の伴奏が可能になると、
様々なジャンルの伴奏をより忠実に表現できるようになります。(ボサノバなど)
Lesson28ではこの弾き方を応用してソロウクレレ曲弾いたりもします。
ぜひ練習がんばってください(^-^)/

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- 2017/02/21(火) 12:21:16|
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【Lesson23】16ビートのストローク練習!
本誌Lesson23では
16ビートの人差し指ストロークを「やさしさに包まれたなら」で紹介しました。
16ビートはLesson9で紹介した8ビートの倍のリズムになります。
つまり16分音符をメインとしています。
詳しい説明は本誌も参考にしてみてください!
当ブログでは、16ビートを自由自在に弾けるようになる為の練習方法をご紹介します。
まず、上手に弾けていない方の特徴として、
大きく以下の3つの原因が考えられます。
【問題点】
①リズムの理解をできていない
②ダウンアップを間違えている
③基本の16ビートを感じていない
問題点①は口でリズムを言えるようにすると解決できます。
これは16ビートのストロークに限らず、
音楽全般でとても有効な手段です。
口で言えないリズムは上手に弾けません(´・_・`)
こちらも動画の冒頭で簡単に説明していますのでチェックしてみてください!
今回ブログでは②、③の解決方法として、
基本の16ビートのリズムを2小節弾いた後、すぐに課題のリズムを弾く練習譜例をご紹介します。
これは右手のダウンアップが正確でなかったり、
16ビートを感じていないと上手に違うリズムに移れません。
是非がんばってみてください!
それでは譜例を見てみましょう!
■練習譜例

PDFダウンロードはこちら
4つの16ビートのリズムを用意しました。
まずは各リズム、口で言えるようにしてください。
リズムの下にタカタカ、、、と言葉を書きましたので参考にしてみてください!
口で言えるようになったら、
メトロノームを鳴らして、口でリズムを合わせましょう。
さて口で言えたら次はウクレレを持って練習しましょう!
ここでは最初に基本の16ビートを2小節弾いてから課題のリズムに移るようにしています。
こうする事で、
常に正しいダウンアップで16ビートを感じながら各リズムを弾いてもらうことができます。
ちなみに、
右手のダウンアップは基本の16ビートから音のない部分を削って構成されています。
ストロークを作る上での基本的な考え方なので是非覚えておきましょう!
③は課題曲「やさしさに包まれたなら」と同じリズムです。
空ストロークを上手く入れてノリが崩れないようにしましょう。
④のリズムの冒頭8分音符は両方ダウンになります。
これは前述した基本の16ビートの音の無い部分を削った結果です。
このあたりは全て本誌に図解がありますので参考にしてみてください。
ちなみに16ビートはリズムが細くなるので、
右手の動きに少しスピードが必要になってきます。
コツはうちわを扇ぐようにすこし右手のスナップを効かせることです。
動画のエンディングでも紹介していますので、ぜひ確認してみてください。
では動画で確認してみましょう!
■動画
今回テンポは80で弾いています。もっと遅くてもOK!
■注意点
・必ずメトロノームをを使用しましょう!
・基本のビートと課題のリズムのノリが大きく変わらないようにしましょう。
いかがだったでしょうか。
口でリズムを言うというのは、
16ビートに限らずとても大事なことですので
ぜひ普段の練習から取り入れてみてください。
慣れたら、4つの課題リズムをノンストップで弾いてみると、
リズム感を養う良い練習になるかも?!
余談ですが、この先Lesson27で登場する左手のブラッシングと組み合わせると、
いわゆるカッティングというテクニックになり、
ますますかっこよくなります。
それはまたのちほど、、、、
ぜひ練習がんばってください(^-^)/

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- 2017/01/20(金) 16:03:59|
- 【番外編】定番曲を弾きながらウクレレがグングン上手くなる本
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