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Blog「ギターもウクレレも」

クラシックギターとウクレレを演奏したり教えたり。逗子 横浜 渋谷 宮崎台。一人でも多くの方に楽器の楽しさを知ってもらえるように奔走中!

映画と演奏⑨『エタニティ永遠の花たちへ』より"ラグリマ"

2018.9.5
第9回『エタニティ 永遠の花たちへ』より"ラグリマ"



第9回目は『エタニティ 永遠の花たちへ』から"ラグリマ"を紹介します。




「アメリ」で有名なオドレイ・トトゥ出演のフランス、ベルギー合作映画。

この映画、クラシックギター曲がなんと!3曲も出てきます。すごい。



【超あらすじ】
舞台は19世紀末のフランス。

花や緑が美しい邸宅で、ブルジョワの家庭に生まれたヴァランティーヌ(オドレイ・トトゥ)。

やがてヴァランティーヌはジュールと結婚をして6人の子どもたちに恵まれます。

愛に満ちた人生を送っていたヴァランティーヌですが、夫ジュールが急逝。

それでも子供たちの姿の中に宿る夫の存在に心を癒され、家族の愛を感じながら人生を送ります。

しかしほどなくして、双子の息子たちが戦死。

さらに娘のエリザベットが若くして病死。

もう1人の娘のマルゴが修道女になる事を決意して家を出ます。

悲しみにくれていたヴァランティーヌでしたが、息子アンリの結婚を機に再び明るく暖かい大家族に囲まれます。

しかしアンリの妻、マチルドにもまたヴァランティーヌと同じく数々の愛と試練が待ち構えているのでした....



【曲のシーン】
"ラグリマ"は映画の前半でヴァランティーヌの夫が邸宅の庭で奏でます。

IMG_9562.png

この映画ではラグリマ以外にも、

•舟歌(N.コスト)
•カルカッシの25のエチュードより3番


が登場します。


生粋のクラシックギターの曲が3曲も出てくるなんて相当珍しいです。

しかも演奏会用の曲ではなく、小品。

いずれも家族の団らんのシーンで夫が弾いています。

IMG_9563.png


どのシーンも生活の一部に音楽が溶け込んでいる感じがして好きです。

日本でも実生活でこういうシーンが増えるといいなと思いますし、
僕自身そういう風にして音楽を楽しみたいと思っています。


その為には数曲暗譜しないとですね、、笑


驚くべきことに、なんと演奏は俳優がちゃんと弾いてます!(多分)

あてぶりじゃないのが凄い。

その為、演奏は特別端正ではないのですが、それが家族の団らんの場面を生々しく見せています。

ラグリマも舟歌もカルカッシも”耳にタコ”というくらいレッスンで登場する練習曲的な位置付けですが、
こうやって映画に使われるだけで、弾く喜びが増しますね。

今練習中の方もぜひ聞いてみてください!

エチュードや勉強の為に弾いている曲でも、生活に落とし込むと違った魅力が生まれますよ!

ちなみにこのギターを弾くという設定は俳優ありきで決まったんですかね??



【演奏】


ラグリマ とはスペイン語で涙の意味。

F.タレガの小品です。

クラシックギターを数年習うと必ず弾く事になる名曲。

作曲家のタレガはスペイン生まれで、代表作にアルハンブラの想い出があります。

今回はD.フォルティアが新たにメロディを加えたちょっと珍しい編曲で弾いてみました^_^



【まとめ】
フランス映画って結構好みが分かれますよね。

個人的にフランス映画の特徴として、以下の要素がある気がします。

・色がビビッド
・画がキレイ
・女性が強い
・ストーリーの起伏が少ない


この映画も漏れなくこの要素を全て含んでいます笑

でも監督のトラン・アン・ユンはベトナム出身、パリ育ちらしいのです。

てっきりコテコテのフランス人監督の映画かと思っていました。


そういう意味では細部にアジア人のフランスに対してのリスペクトが感じられます。

特に映像が本当に綺麗!

まるでモネの絵画を実写化したよう。

これは一見の価値があります!

どうやってああいう光を表現しているんだろう。。。

実際の現場とカメラの中の映像を見比べてみたいです。

その美しい映像と音楽でストーリーが進んでいきます。

この映画、セリフはほとんどないんです。

まるで、休日の昼下がりに画集をパラパラとめくっているような映画です。

人によってはめちゃ退屈かも....^_^;

ギター弾きはぜひ!



  1. 2018/09/05(水) 10:14:05|
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