Blog「ギターもウクレレも」

クラシックギターとウクレレを演奏したり教えたりしています。逗子 横浜 渋谷。Tipsタイトルの【Gt】マークはギター向け、【Uk】マークはウクレレ向けになります!

三歩進んで二歩下がらない。

2017.08.20
前回記憶の話をしましたが、その関連をもうひとつ。

時々、レッスンで一緒に音取りをしてなんとなく弾けるようになったのに、
家での復習をサボってしまい、
また次のレッスンで前回と同じ作業をされるというシーンがあります。

これはちょっともったいないですよね。。。
3歩進んで2歩下がってしまっています。

今回は2歩下がらないようにするお話。



新曲に取り組む時、とりあえずの目標として
”曲全体をゆっくり一定のテンポで通して弾けるようにする”
というのがあります。
(気にされてなかった方は、気にされる事をおすすめします^_^)

一度全体を通して弾けるようにしておくと、
曲全体がイメージできるので記憶にも残りやすく、
そのあとの練習もかなりスムーズになります。

逆に全体を通せてないと、
断片的にしか曲が入ってこないので、
曲をイメージしにくいので記憶に残りづらく、忘れやすい状態です。
つまり2歩下がってしまいやすい状態です。

なので、
”曲全体をゆっくり一定のテンポで通して弾けるようにする”までは
集中して毎日練習しましょう!

「ああ、また毎日練習しろか。」と、
耳にタコだと思いますが
今回は数値化して解説してみます。



ゆっくり、曲全体を一定のテンポで弾けるようになる事を50とします。
1回の練習をプラス10として、
1日練習を空けるとマイナス5とします。

■毎日練習を続ければ、、、
10+10+10+10+10で5日間で50になります。

■1日置きに練習すると、、、
10-5+10-5...となり、20日間要する事になります。
恐ろしい!

実際は毎日練習していても、
次の日には、ある程度忘れてしまいます。

逆にサボったからといって毎回必ずマイナス5になる事もないので、
完全に上記の通りというわけではないのですが、
後者の練習方法が損しているのは事実です。



一定のテンポで通せるようになったら、
曲の枠組みがイメージできるようになるので、
多少サボっても大きく忘れる事はなくなると思います。
(半歩ぐらいは下がりますけどね)

新曲に取り組むときは、
一定のテンポで通せるようになるまでが勝負!!
そこまでは必死です笑

練習がんばってください^_^

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  1. 2017/08/20(日) 15:23:41|
  2. ■レッスン覚書(ギター,ウクレレ)
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映画と演奏③『ナイトクローラー』より"エストレリータ"

2017.08.19
第3回『ナイトクローラー』より"エストレリータ"


さて、第3回目は『ナイトクローラー』から”エストレリータ”を紹介します。
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2014年公開のサイコパスを題材にしたサスペンス映画。



【超あらすじ】
自分の能力は高いと自負しつつも、
学歴と仕事がない事に憤りを感じている主人公のルイスは、
盗んだ鉄材を売って暮らしていた。
ある日、事故現場を撮影するパパラッチと出会う。
事故現場を撮影し、その映像をいち早くTV局に売ればお金になる事実を知り、
ルイスも見よう見まねで仕事を始める。
やがてTV局に腕を認められ、映像が売れ始めるとルイスはもっと過激な映像で高い報酬を求めるようになっていく、、、



【曲のシーン】
ルイスがTV局の女プロデューサーとメキシコ料理屋で食事している中、
BGMとしてひっそり”エストレリータ”が流れます。
(イヤホンで聞かないと気づかないくらい、ひっそりとです。)
スクリーンシ

このシーンでは事故映像を高く売りたいと思うルイスが、
視聴率のために過激な映像を欲しがるプロデューサーの心理を揺さぶってギャラ交渉をします。
加えてなぜか身体の関係を求めます。
こう書くとプロデューサーが美人なのかと思うかもしれませんが、
ルイスより随分年上で化粧の濃い中々インパクトある人なんですね、これが。
スクリーンショ

『わ、ルイス結構すごい趣味してるなあ』と思うのですが、
実はこのあたりも計算ずくで、さすがサイコパスという感じです。
話が進んでいくとわかります。



【演奏】

”エストレリータ”はメキシコの作曲家、M.M.ポンセの作品。
タイトルは「小さな星」という意味で元々は歌曲ですが、
ギターアレンジの方が有名になりました。
ハバネラのリズムに綺麗なメロディがのっかります。



【その他】
主人公を演じたジレン・ホールが
「戦場のピアニスト」の主演エイドリアン・ブロディにそっくりに見えて仕方ないです。
どちらもユダヤ系の方らしいのです。
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■「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ

スクリー
■「ナイトクローラー」のジレン・ホール

この2作品を連続で観ると、

迫害されるピアニスト可哀想

超サイコパス、なんてやつだ!

と観る側の感情の収集がつかなくなるので気をつけて下さい。
多分連続で観る方なんていないと思いますが(;^_^

話が逸れましたが、
「ナイトクローラー」は全体的に色彩が暗く、
結構グロいのであしからず。

  1. 2017/08/19(土) 15:06:23|
  2. ■映画と演奏season1
  3. | コメント:0

覚えようとする練習

2017.8.14

みなさん暗記は得意ですか??

実は弾ける弾けないというのは簡単に言ってしまうと、
覚えているか覚えていないかです。

・次に出てくる音を覚えているか。
・曲のメロディを覚えているか。
・和音の形を覚えているか。
・和音を押さえる指を覚えているか。
・苦手なフレーズを攻略するポイントを覚えているか。

などなど。
全部記憶との勝負です。

もちろん、運動能力的な問題(速弾きや、新しいテクニックなど)は
記憶だけで弾けるようにはなりませんが、
それ以外の部分では、記憶に大きく左右されます。



「このフレーズ昨日は弾けたのになー」 

とか

「この和音、昨日押さえたはずなのに、どうだったっけ。」

ってなる事ありませんか?

本来、前の日に弾けたものは次の日も弾けるはずなんです。
弾けないのは覚えていないからですよね。

僕もたまに上記のような状況に陥ってしまうのですが、
なるべくそうならないような練習を心がけてます。

つまり、
ただなんとなく指を動かすような練習を繰り返すのではなく、
色々な事を覚えようと思って練習するように意識しています。



ちなみに覚える為には、
楽譜に直接”言葉で”メモしていきましょう!
次の日、そのメモを見て「あ、そうだった」と思い出せればOKです!

覚える作業も、慣れてくると
なんだかゲーム感覚で中々面白いです。

余談ですが、
ドラえもんの道具で暗記パンというのがありまして、、
てんとう虫コミックスの2巻です。
本当に余談でした。

練習がんばってください^_^

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  1. 2017/08/14(月) 20:25:15|
  2. ■レッスン覚書(ギター,ウクレレ)
  3. | コメント:0

映画と演奏②『タンゴ・レッスン』より"リベルタンゴ"

2017.08.07
第2回『タンゴ・レッスン』より"リベルタンゴ"


さて、第2回目は『タンゴ・レッスン』から"リベルタンゴ"を紹介します。
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こちらはイギリスとフランスの合作映画です。
1997年の映画ですが、ほぼ全編モノクロです。
監督の実体験を監督自ら演じたラブストーリー。


【超あらすじ】
女流映画監督のサリー(本人)はパリで偶然見た有名ダンサー、パブロ(本人)のダンスに魅せられる。
一気にタンゴにとりつかれたサリーはレッスンを重ね上達し、パブロのパートナーとしても踊り始める。
が、二人の中に恋愛の感情が芽生え始め仕事として割り切れない関係になっていく。


【曲のシーン】
タンゴでラブストーリーというと、
ものすごく情熱的で官能的な印象を持つかもしれませんが、
そんな事はなく割と淡々としています。

そんな中、”リベルタンゴ”は話の終盤で登場します。
パブロとタンゴ仲間の2人、
そしてヒロインのサリーの4人が雑居ビルの中で踊るシーン。
ここで"リベルタンゴ"が流れます。
"リベルタンゴ"をバックにサリーと男3人が絡み合うタンゴなのですが、
これは圧巻です。
このシーンだけでも一見の価値あります。
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実はこの映画に登場する主要なダンサーは、皆プロです。
監督兼主演のサリーも一応タンゴ経験者。
なので踊りのシーンはどれも申し分ないです。
ただ、全体的に迫力があるというよりは、
美しさを求めたタンゴのように感じます。
この辺りがフランス的感覚なのかもしれませんね。


【演奏】

”リベルタンゴ”はアルゼンチンの作曲家、A.ピアソラの作品。
意味は自由なタンゴ。
今回はウクレレのジャカソロでアレンジしてみました。
High-Gチューニングなのですが表現するのにかなり苦労しました^_^;


【その他のシーン】
劇中ではパブロがソロで踊るシーンがいくつかあるのですが、
どれも本当に素敵です。
(正直サリーが絡んでいない踊りの方が魅力的、、笑)
40代半ばくらいなのに、少年のように生き生きとした表情で微笑ましい。
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サリーに「なぜタンゴを選んだの?」と聞かれると、
「タンゴが僕を選んだのさ」と言って、
川の畔で踊るシーンがあるのですが、
僕もさらっとそんなセリフ言ってみたいものです。
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【まとめ】
全体的にはフランス色がかなり色濃いようで、
着地点がなくモヤっとした作品となっています。
あと、主演は監督自らじゃなくてもよかったような、、笑



  1. 2017/08/07(月) 17:17:56|
  2. ■映画と演奏season1
  3. | コメント:2

映画と演奏①『ファミリー・ツリー』より"Imi Au Ia Oe"

2017.08.04
第1回『ファミリー・ツリー』より"Imi Au Ia Oe"
映画の中で使われた音楽を演奏して紹介する新連載です。
(連載好きなんです^_^;) 
全10回を予定しています。


さて、第1回目は「ファミリー・ツリー」から「Imi Au Ia Oe」を紹介します。
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こちらはハワイを舞台にした映画です。
音楽も全てハワイ音楽。
もう観るだけでスローライフを体感できます。


【超あらすじ】
主人公の弁護士マット(ジョージ・クルーニー)の妻エリザベスがボート事故で意識不明の重体に。
そんな中、実はエリザベスが浮気をしていた事をマットは知る。
さらにマットは先祖代々から伝わるハワイの広大な土地を売却するか否かという一族の問題があった。
マットは二人の思春期の娘を連れて浮気相手の事を探りに行くことを決意。
様々な問題を抱えながらも、旅をしながら二人の娘と向き合い家族の絆を深めていく。


【曲のシーン】
”ImI Au Ia Oe”はストーリーの後半で流れます。
病室でマットは元々仲が悪かった妻エリザベスの父親から
「あんたの所為で妻は不幸になった」と悪態をつかれる。
マットは妻が浮気をしていた事等、言いたい事を我慢して、病室を出るんです。
廊下に出た後、ふとドアの隙間から病室の中を見ると、
父親が悲しそうに妻の顔に手を添えて軽くキスをする姿を目にしてしまう。
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そこで、”Imi Au Ia Oe”が流れてきます。
ナイロン弦のやさしい響きがマットの、
”皆つらいんだ、彼は娘を愛するがあまりの悪態なのだ”という心情を的確に捉えます。


【演奏】

"ImI Au Ia Oe"とはハワイ語で「あなたを探して」という意味らしいです。
作曲は"カイマナヒラ"のチャールズEキングと"アロハ・オエ" リリウオカラニ女王。
チューニングは6弦からDGDGBDでタロパッチというチューニングです。


【まとめ】
この映画はハワイという舞台と音楽のおかげで、
それぞれが抱えている様々な問題を
あまり深刻にならずにほのぼのと観る事ができます。
浮気相手を見つけた時のジョージ・クルーニーの動きなんかもコミカルで愛らしいです。
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ハワイの島々を眼下に、家族のあり方を投影するシーンはすごく素敵です。
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【おまけ】
ちなみに過去にアップした「Hawaiian Skies」という曲もこの映画からです。

Skiesとは空模様という意味です。

サントラ、超オススメです^_^
映画のサントラという枠を飛び越えて、
ハワイアンのCDとして完成されています。





  1. 2017/08/04(金) 00:23:55|
  2. ■映画と演奏season1
  3. | コメント:0

『マチネの終わりに』から 12のエチュードより練習曲第1番(ヴィラ=ロボス)

2017.08.01

久しぶりにギター動画をアップしました!
小説『マチネの終わりに』から
12のエチュードより練習曲第1番(ヴィラ=ロボス)です。

主人公の蒔野聡史が1年半ぶりに練習を再開する際、
一番最初に弾いた曲です。

余談ですがいつかウクレレで、
こういった練習曲(エチュード)を作ってみたいですね。
数はやはり12曲かな、、、^_^;

  1. 2017/08/01(火) 23:59:03|
  2. ■クラシックギター全般
  3. | コメント:0